2008年8月25日号
 韓日両国の間で領有をめぐる論争が再び大きくクローズアップされている独島(竹島)問題。韓日の論客が最近の講演会などで、同問題に対する建設的な持論を展開した。
 
未 解 決 が 解 決 両国は放棄し名前を「友島」に
               金鍾泌 元韓国国務総理             岩國哲人 民主党・衆議院議員
 地球環境や気候変動の問題、低開発国支援の問題や、国際平和維持活動など、国際社会で韓国と日本がともに協力する時代へと発展しております。
 しかし、韓日関係には、互いに胸襟を開くことのできない部分が依然として存在します。過去の出来事や領土に関わる問題は、いつでも時限爆弾になる可能性を秘めています。
 とくに、独島(竹島)問題のような領土問題は、両国民間の利害が衝突する領域で、あたかも地雷のように、踏むだけで爆発してしまう可能性があります。
 竹島問題の解決策は、既に私が提案していることですが、「未解決が解決」であるという位置づけにしておいてはどうかと考えます。
 今こそ、韓日関係をより一層高める一方で、両国の連携強化を図る、ターニングポイントなのです。
 両国間の葛藤を招きかねない敏感な問題に対して、日本の政治指導者が、誠意ある対応を通じて問題が拡散しないよう、努力してくれることを真に願ってやみません。

 (7月18日 在日世総定期総会記念講演より)
 日本は竹島を放棄し、韓国は独島を放棄する。お互いに放棄し、国連に委託するのです。そして国連が韓国と日本に再委託するのです。そうすることによって所有権を凍結し、利用権をお互いに分けるのです。名称も「友島」に変えます。そのような発想をしないと、この問題は100年かかっても解決できません。両方とも取りたかったら、奪いたかったら捨てることです。「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」でしょう。
 私は韓国のテレビで言いました。しかし、韓国の政治家は怖くて、そのような発言のサポートはできません。口にするだけで、政治生命を抹殺されてしまいます。朝鮮半島に、日本列島はくっついていました。それが地殻変動で離れていった。つまり、竹島だけが取り残されたのです。
 竹島のお父さんとお母さんは、朝鮮半島と日本列島です。竹島は泣いています。お父さんは恋しい、お母さんは恋しい。あの1人海に残された子どもは、なぜお父さんとお母さんは仲良くしてくれないのかと。お父さんとお母さんが仲良くしてくれる日を竹島に見せてやることです。(5月30日 立命館大コリア研究センター国際シンポでのインタビューより)